独学でWebデザイナーになるにはどうすればいい?ロードマップを解説
Webデザイナーを目指しているけど、何の勉強から始めれば良いのか分からないです…。
と悩んでいる方向けに、
・元東証一部上場企業のインハウスWebデザイナー(6年)
・在宅勤務(リモートワーク)
・Webデザインオンラインスクールのメンター
・秘書技能検定1級、色彩検定1級を保持
・Webデザイナー新卒採用にも携わっていた
が「独学でWebデザイナーになるにはどうすればいい?ロードマップを解説」について説明していきます。
目次
- Webデザインを独学で学習するために必要な物
- 独学でWebデザイナーになるための学習ステップ
- 独学のメリットは、自分のペースで習得できること
- Webデザインを独学で学ぶ現実
- 独学だと今のWeb業界の技術トレンドが分かりにくい
- 独学の場合、就職活動で不利になる可能性もある
- Webデザインを独学で学習するのが不安な方
- まとめ
そもそも独学でWebデザイナーになれる?
結論から言うと、独学でもWebデザイナーにはなれます。
ただ、そもそもどのレベルを目指しているのかにもよります。例えば、副業レベルなのか、本業レベルを指しているのかです。
もちろん、独学からいきなり本業レベルのWebデザイナーになるのは難しいです。まずはWebデザインの基礎を身につけてから副業→本業という流れになるでしょう。
Webデザインを独学で学習するために必要な物
Webデザイナーを目指す方はまず、Webデザインの仕事に対応できるスペックのパソコンを用意しましょう。Webデザイナーは普通のビジネスでは使わないようなデザインツールを使用するため、ある程度のスペックを必要とします。
例えばメモリは、16GBを推奨します。これは、デザインツールを立ち上げると通常のビジネス系ツールの作業とは違いパソコンの処理が大変になるため、それに耐えられるためにするためです。Webデザイナーは基本的にappleのmacを使用するので、特にこだわりがないという方はmacを選びましょう。
macにしておくことで、Webデザインの仕事をする際に他のWebデザイナーから便利なツールや操作方法を教えてもらえたりしやすくなります。
パソコンのメモリは最低16GB、こだわりがなければMacにしておきましょう!
独学でWebデザイナーになるための学習ステップ
下記の流れで、順を追って現役Webデザイナーの私が細かく説明していきます!
- 本を読んでデザイン・Webデザインの基本を知る
- デザインツールを使ってみる
- 自分が好きなサイト・広告バナーをトレースしてみる
- 自分のサイトを作ってみる
1.本を読んでデザイン・Webデザインの基本を知る
Webデザイン以前にデザイン未経験・初心者の方は、デザインの原理・原則を本で理解するところから始めましょう。何事も基本が大切で、例えば算数の問題を解くにしても公式を知っていることで簡単に問題を解くことが出来ます。デザインも同じで、デザインの4大原則「近接」「整列」「反復」「対立」を最低限知っておくことで基本的なデザインができるようになります。
ですから、デザインの基本が学べる本を読んでいただきたいのですが、正直なところ色んな人がおすすめしている本よりも”自分が読みやすい”と思った本を選ぶ方が頭に入りやすいと筆者は思います。筆者も色んな先輩方におすすめされる本を読んでみましたが、自分の理解力と先輩とでは違うため読まずにそのままにしている本も多くあります。
そのため、Amazonの試し読みや書店で立ち読みし自分に合ったWebデザインの本を見つけましょう。
いちを、参考までに筆者がまとめたデザインの本を下記にまとめてみたのでご覧ください。
おすすめ本が良いと思っていたけれど、確かに”自分が”読んで理解できる本じゃないと意味がないですよね!探してみます!
“自分が”理解できるレベルのデザイン・Webデザインの本を読んだ後に、みんながおすすめしている本を読むのも良いと思います!
2.デザインツールを使ってみる
デザイン・Webデザインの本を読みつつ、デザインツールの習得も進めましょう。
デザイナー・Webデザイナー業界のデファクトスタンダード(事実上の標準)なデザインツールは以下の2つです。
- Adobe Illustrator(アドビ イラストレーター)
- Adobe Photoshop(アドビ フォトショップ)
これら2つのデザインツールを習得しておけば、今後Webデザイナーを目指す場合どこのWeb制作会社でも使えるスキルとなります。現時点では、Webデザインに興味がある段階だと思うので、デザインすることを楽しみつつコツコツとデザインツールに触り慣れていきましょう。
「Adobe Illustrator」「Adobe Photoshop」の詳細については下記の記事にまとめているので、ご覧ください。
デザイン業界ではAdobeのデザインツールがスタンダードなんですね!
3.自分が好きなサイト・広告バナーをトレースしてみる
トレースというのは「すでにあるものをなぞること」という意味ですね。
Webデザイナーは一見華やかな職業に見えますが、とても細かな地味作業をすることの方が多いです(1px〜2px単位でUIの位置を調整したりなど)。
あなたのよく使っているサイトやバナーをイラストレーターやフォトショップといったツールでトレースしてみましょう。トレースを行うと、審美眼も養えますしデザインの基礎力がだいぶ鍛えられると思います!
デザイナーがよく使うピンタレストというサービスで、クオリティの高いバナーやWebデザインがあるので調べてみてくださいね。
普段、意識してサイトを見たことがなかったので、試しにTwitterの画面をトレースしてみます!
4.自分のサイトを作ってみる
Webデザインを学ぶわけですから、せっかくなら自分でコーディングをしインターネット上で公開する工程まで行なってみましょう。また、Web制作の流れも知っておくと良いでしょう。下記にまとめているので参考にしてみてください。
よくWebデザイン未経験・初心者から「コーディングって出来ないとダメですか…?」と質問されますが、答えは「はい」です。最低限HTML・CSSの基本を抑え、調べながらでも良いのでサイト構築できることがWebデザイナーを目指す場合だと必要だと思います。
今だと、分かりやすくコーディングの解説をしている本もありますし初心者向けに「Progate」といったコーディングを学べるサービスもあります。ぜひインターネットをフル活用して習得していきましょう。
ただ、コーディングをあまり行わないWebデザイナーも一定数存在します。詳しくは下記の記事にまとめているのでご覧ください。
コーディングには、ルールや扱えるタグが決められています。
語学を学ぶのと似ていて、構文・単語を覚えて記述していくイメージです。なのでプログラミングとは違い比較的とっつきやすいと思います。覚えることが多いですが、全部を一気に覚える必要はありません。
コーディングに触れていきながら徐々に慣れていきましょう。そうすることでいつの間にか自然と身についていきます。
コーディングは難しそうで不安ですが、本や学習サービスを利用して理解を深めていきたいと思います…!
いきなり全てを理解することは難しいので、少しずつ体に馴染ませて学習していきましょう!
独学のメリットは、自分のペースで習得できること
独学の1番のメリットは、自分のペースで勉強すること・コスト無しであることが独学のメリットではないでしょうか。巷には、たくさんのWebデザインに関する書籍、学べるサイトもありますし学びやすい時代だなと筆者も思います。
ただ、学生時代に夏休みの宿題を後に後にと追いやり最終日にこなしていた方は、独学でも後回しになりがちなので長期戦で望む必要があります。
まずは本やインターネットで調べながら学んでみたいと思っています!
いいですね!まずは、自分なりに学んでみることも大事です。
Webデザインを独学で学ぶ現実
上記でWebデザインを独学で学ぶ方法をお伝えしました。
ここまで聞いて、ざっくりとWebデザインを学ぶ流れは分かったと思いますが正直、独学でWebデザインを学ぶのには限界があると現役Webデザイナーの私は考えています。
独学だと今のWeb業界の技術トレンドが分かりにくい
会社に属していると、同じデザイナー同士で情報交換をよくします。そう言った時にいろんなデザイン・技術を知り取り入れることも多いのですが、Webデザイナーを目指している段階の方だと、どの情報を取捨選択すればいいのか自分で判断しずらいという点があります。
また、手当たり次第に取り入れると一部の人しか利用していないツールや的外れな学習をしている可能性もあります。簡単なのは、SNSなどで有名デザイナー等のアカウントをフォローして最新Web情報を受け取れるようにしておくのも1つの手です。
たしかに独学だと、必要なデザイン・技術を学べているか自分では分かりづらいかも…?
SNSなどで有名WebデザイナーやWebデザイン情報のアカウントをフォローするのも1つの手です!
独学の場合、就職活動で不利になる可能性もある
まず独学でWebデザインの技術を習得すること自体、とても素晴らしいことです。
なかなか一人ではモチベーションを維持しづらいですし、何より今の時代情報が溢れかえっているため何から手をつければ良いか分かりにくい点もあります。そういった中で、自分でリサーチし習得まで行える力は1つのスキルです。ぜひ、就職活動でアピールしていただきたい点でもあります。
ただ、独学のデメリットはデザインの良し悪しがまだ分かられていない場合が多い点です。
学生時代は、周りに同じクラスメイトがいて同じテストを受け、成績順位が出ていたと思います。相対的に自分がどの位置なのか把握しやすかったと思うのですが、独学で学んでいると自分がどの位置にいるのか分かりづらいという点があります。
そのため就職活動で提出したポートフォリオが、客観的にどれくらいのレベルかが自分では分かりにくい可能性があります。
趣味程度であれば独学でWebデザインを学ぶのは良いと思いますが、就職や転職となると現場で求められるレベルまで達する必要があり独学ではなかなか難しいかもしれません。
独学でWebデザインを学ぶのに不安がある方は
「独学だとWebデザインの学び方が合っているのか分からなさそう…」と思う方もいらっしゃるかと思います。
もしも、独学でWebデザインを学ぶのに不安がある方は、オンライン形式のWebデザインスクールで学ぶのもおすすめです。数多くあるWebデザインスクールの中でも、テックアカデミーを現役Webデザイナーである筆者はおすすめします。
物理的にWebデザインスクールに通うよりも低価格でWebデザインを学習することができますし、通学する時間も必要がないため育児中の方や、主婦の方にもおすすめです。
テックアカデミーのおすすめポイント
- 受講目的をヒアリングされ、あなたの目標を設定しサポートしてくれる
- 現場で活躍できるフルスタック(Webデザイン・コーディング)なWebデザイナーを目指せる
- 週2回、現役Webデザイナーとマンツーマンでビデオチャットができあなたの悩みを解消できる
- 通過率10%という狭き門を通過した現役Webデザイナーがメンターだから、実務レベルの学びが得られる
まとめ
今回は「独学でWebデザイナーになるにはどうすればいい?ロードマップを解説」を解説しました。
まだWebデザインに興味がある程度なのであれば、デザイン書籍を読むことから始めてみるのでも良いでしょう。それからもっと学んでみたいとなってからデザインツールを習得するなど段階的に学んでみるのも良いと思います。
また、下記の記事でWebデザインを独学で学ぶか、スクールで学ぶべきかを解説しているため参考にしてみてくださいね。