【初心者必見】Webデザインに必要なツールとは?
・Webデザインに必要なデザインツールが分からない…。
・未経験でWebデザイン知識ゼロの人は、まずどんなツールを勉強すればいいの?
今回は上記でお悩みの方向けに「Webデザインに必要なツール」について書いていきます。
説明する私は、
・元東証一部上場企業のインハウスWebデザイナー(6年)
・在宅勤務(リモートワーク)
・Webデザインオンラインスクールのメンター
・秘書技能検定1級、色彩検定1級を保持
・Webデザイナー新卒採用にも携わっていた
現役でWebデザイナーをしている私が「Webデザインに必要なツール」を紹介していきます。
目次
- Webデザイナーが仕事でよく使うデザインツール
- Webデザイナーにとって”必須な”デザインツールはこの2つ!
- Webデザイナーを目指すならAdobeのデザインツールは必須
- まずはデザインツールを使えるようにする
- Adobeのデザインツールについて詳しくご紹介
- なるべく低コストでAdobeデザインソフトの使い方を習得する
- Adobeソフトには機能がたくさんありすぎる
- 何事も基本が大切です
- まとめ
Webデザイナーが仕事でよく使うデザインツール
Webデザイナーがよく使うデザインツールは、以下のものが挙げられます。
- Adobe Illustrator (アドビ イラストレータ)
- Adobe Photoshop (アドビ フォトショップ)
- Figma (フィグマ)
- sketch (スケッチ)
Adobe Illustrator (アドビ イラストレータ)
Adobe Illustrator (アドビ イラストレータ)とは、ロゴやアイコン作成等をデザインをする際に利用されます。単純なモチーフを描くことが得意ですが、手書きの繊細で緻密な線を表現することが苦手です。
ちなみにAdobe(アドビ)とは、アメリカに本社を置く世界有数のソフトウェア企業のことを指します。画像や動画編集といった、グラフィック処理における分野において大手のソフトメーカーで知られています。
Adobe Photoshop (アドビ フォトショップ)
Adobe Photoshop (アドビ フォトショップ)は、Illustrator (アドビ イラストレータ)とは逆で、手書きや繊細なタッチのイラストをはじめ、画像編集を得意とします。
デザイン業界において、これら2つ「Adobe Illustrator (アドビ イラストレータ)」「Adobe Photoshop (アドビ フォトショップ)」は世界中でスタンダードとして使われています。この2つの詳しい説明は、後ほど紹介します。
Sketch (スケッチ)
Sketch (スケッチ)は、アプリやWebサイトのUIをデザインするためのツールです。そのため、UI以外に関する余計な機能などが含まれていません。なので、Adobe系のソフトと比べると処理速度が速く重く感じることがありません。
また、Sketchで作成されるデザインはベクターデータのため、解像度に関わらず美しいデザインが作成できます。
Figma (フィグマ)
Figma (フィグマ)は、Sketchと同様でアプリやWebサイトのUIをデザインするためのツールです。
FigmaはWeb(オンライン)上で使用できるデザインツールでリアルタイムで共同編集ができます。
最近だと上記で紹介しているSketchよりもFigmaの方がWeb業界では使われている印象があります。
プロトタイピング機能では、アプリなどの動きをアニメーションとして実装することも可能で複数人での作業でも、感覚的な情報共有が行えたりします。
また、デザインデータに対してポストイットを貼っていくようなイメージで、みんなでデザインのフィードバックができます。
所属する企業・扱うデザインの分野によって違うツールも使うところはあると思いますが、基本的にAdobeがWeb業界ではスタンダードです!
また、筆者の場合インハウスWebデザイナーのためUI(ユーザーインターフェース)も多く作ります。そのため、FigmaやsketchといったUI作成ツールも多く利用します。最近だとsketchよりもfigmaの方がWeb業界だと人気ですね。
Webデザイナーにとって”必須な”デザインツールはこの2つ!
- Adobe Illustrator (アドビ イラストレータ)
- Adobe Photoshop (アドビ フォトショップ)
いろんなデザインツールがあるのですが、まずは上記の2つを最低限、習得することをおすすめします。理由としては、上記でもお伝えした通りAdobeはデザイン業界においてデファクトスタンダード(事実上の標準)なためです。
Webデザイナーを目指すならAdobeのデザインツールは必須
誰もが知っている大手企業、例えばLINEの求人にある応募資格(下図参照)には「Illustrator」「Photoshop」といったデザインツールの使用経験が必須となっています。たくさんのデザインツールが世に中にはありますが、先ほどお伝えした通りAdobe製品がデザイン業界においてデファクトスタンダード(事実上の標準)と言っても過言ではありません。
もちろん筆者も普段の仕事で「Illustrator」「Photoshop」は使います。ですから、Adobeツールを使いこなせるようになっておくことで、今後あなたのキャリアにとって確実に役に立つという事です。
へぇ〜 LINEのデザイナーもIllustratorやPhotoshopのソフトを使うんだね。
その通りです!
まずはIllustratorとPhotoshopを使いこなせるようになれると、中小企業であれば未経験でも採用されやすいです。
まずはデザインツールを使えるようにする
「よし、Webデザイナーを目指そう!」と思い立ってから、最初にやるべきことは”デザインツールの習得”だと私は考えます。「Webデザイナーになるのだから、HTMLやCSSを学んだ方がいいのでは?」と思う方もいらっしゃると思いますが、HTMLとCSSはデザインを元にマークアップしていくものになります。つまり、デザインカンプ(デザインの完成見本)がなければ、マークアップはできないということです。
ですから、まずはデザインツールを習得しつつHTML・CSSを学んでいくことをおすすめします。そうすることで、あなたのクリエイティブをアウトプットしやすくなりますし、Webサイトを構築していく準備ができます。
HTMLやCSSの前に、デザインツールを習得していきたいと思います!
Adobeのデザインツールについて詳しくご紹介
どちらのソフトでもWebデザインは可能なのですが、それぞれ得意分野が違います。
詳しく紹介していきます。
Adobe Illustrator (アドビ イラストレータ)
Illustrator(イラストレータ)を使うシーンは以下の通りです。
- ロゴ作成
- アイコン作成
- レイアウト
Illustrator(イラストレータ)はどちらかというと単純なモチーフが得意で、手書きの繊細で緻密な線を表現することが苦手です。(表現すること自体は可能ですが、手間がかかります)
そのため、細かい線や手書き風のイラストを描きたい場合はPhotoshopをおすすめします。
企業のロゴなどはIllustratorで作成されていることがほとんどです(下図)。
ロゴがIllustratorで作成されている理由として、ベクタ形式だからです。
難しいことは抜きとして端的に言うと、ベクタ形式で描かれる物は数値で構成されており、どれだけ拡大しても画質が落ちることなく綺麗な線のままになるのです(下図)。
Photoshopでロゴを作成すること自体は可能なのですが、書き出しする際に大きめに出力すると下図のようにギザギザしてしまいます。その反面、Illustratorでロゴを作成すると、書き出しサイズがどんな大きさでもギザギザすることな綺麗に画像として出力することができるのです。
Adobe Photoshop (アドビ フォトショップ)
Photoshop(フォトショップ)を使うシーンは以下の通りです。
- 画像編集
- 細かい緻密なイラスト描画
- Webデザイン
- バナー作成
Photoshopがあれば、ほとんどのデザイン業務ができると言っても過言ではないのです。画像編集・イラスト・Webデザイン・合成などお手の物です。
またWebデザインにおいては、今の時代様々なデバイス(PC、タブレット、スマートフォン等)が存在し異なる画面サイズを想定しながらWebデザインを行う必要があります。Photoshopでは異なる画面サイズに対応するWeb用のデザインを簡単に作成することができます。
Webデザイン業界的にPhotoshopでWebデザイン作業が行われることが多いです。
そのため、Webデザインをしてみたいという方はPhotoshopを優先して習得していくことがおすすめです。
Webデザイナーを目指すならPhotoshopはマストです!
上記でお伝えした通りWebデザイナー・デザイナーを目指す場合、IllustratorとPhotoshopの基本操作をしっかり抑え、デザインができるようにしておきましょう。
いまいち上記の説明が理解できていなくても大丈夫です、百聞は一見に如かずという言葉もあるとおり、ソフトを触ってみないと何の事だか分かりません。IllustratorとPhotoshopを実際に触ってみると、ソフト毎に得意・不得意のイメージができるようになっていきます。
なるべく低コストでAdobeデザインソフトの使い方を習得する
私が学生時代(2010年頃)の時は、Adobe製品は買い切りでした。
Illustratorは25,000円程度、Photoshopは30,000円以上だった記憶があり、当時学生の私には手が届きませんでした…。ですが、今はサブスクで「Adobe Creative Cloud」というパッケージで販売されています。
このパッケージは、1年間の利用で39,980円(税込)です。
一見「とても高額じゃないか!」と思われる方もいると思いますが「Illustrator」「Photoshop」を始め20以上のアプリがすべて使え写真、動画、デザイン、UXなどあらゆる想像力に応えるツールが最新の状態でAdobe Creative Cloudにすべて備わっています。
私が学生時代にこれらツールを買い切りするとなったら、うん十万円は必要でした。ですから、今の方がとてもお得ということです。しかも、この料金にはAdobeツールの基礎が学べる動画教材分も含まれています。月換算だと3,332円程度で利用できるので、高額ではありません。
このプランを利用してAdobeソフトを習得している方が多くいらっしゃいます。
Adobe Creative Cloudなら「Illustrator」「Photoshop」を始めとしたデザインソフトが常に最新バージョンで利用できます。
Adobeソフトには機能がたくさんありすぎる
Adobeはユーザーのクリエイティブのサポートをするため、日々バージョンアップをし機能追加や改良を行なっています。ですから、たくさんの機能があり初学者が見ると鬱陶しく感じてしまうかもしれません。それに、プロのWebデザイナーでも全て機能を把握・扱えるわけではありません。まずは、基本的な機能を理解することが大事です。ですが、その基本的な機能も初学者だとどれなのかが分かり辛いと思います。
何事も基本が大切です
そこで「Adobeマスター講座」を受講するのをおすすめします。
「Adobeマスター講座」は、先ほどお話しした「Adobe Creative Cloud(12ヶ月版)」と「基礎動画教材(46時間分)」がセットになっている講座です。この講座を受講することで、基本的なツールの扱い方を習得することが出来ます。
Webデザイン未経験の方は、まずソフトの基本的な扱い方を習得することに専念しましょう。基本ができれば、その先の応用でテクニカルなクリエイティブ表現が可能になっていきます。
Webデザインに興味があるので、まずはIllustratorとPhotoshopの基本を勉強してみます!
IllustratorとPhotoshopには色んな機能がありますが、恐れずにたくさん触ってクリエイティブを発揮してくださいね!
「Adobeマスター講座」を利用して、12ヶ月間Adobeツールであなたのクリエイティブを思いっ切り発揮しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
Webデザインに必要なソフトはIllustratorとPhotoshopです。これら2つを習得しておけば、基本的に問題なくWebデザインが行えます。使い慣れてきたら、他のトレンドであるWebデザインツールを触ってみるなどステップアップしていきましょう。