【現場が教える】Webデザイナー多すぎ?将来性・生き抜く方法を解説
Webデザイナーの人口が多くて飽和状態だと聞いたことがあります。本当ですか?
と気になっている方向けに、
・元東証一部上場企業のインハウスWebデザイナー(6年)
・在宅勤務(リモートワーク)
・Webデザインオンラインスクールのメンター
・秘書技能検定1級、色彩検定1級を保持
・Webデザイナー新卒採用にも携わっていた
「Webデザイナー人口は多すぎるのか?」について解説したいと思います。
目次
- Webデザイナーの人口は多すぎる?
- 多いということは需要があるということ
- ただのWebデザイナーの需要は下がっていく
- 競争人口が多い中で求められるWebデザイナーになる
- Webデザイナーとして生き残る方法2選
- Webデザイナー人口が多い中でスキルを身につける方法
- まとめ
Webデザイナーの人口は多すぎる?
YoutubeやSNS広告でよく「Webデザイナーになって自由な生活を送りませんか?」と言った謳い文句の広告を見かけますよね。
そもそも日本にはどのくらいWebデザイナーが存在しているのでしょうか。
調べてみてみたのですが、Webデザイナー単体での人口は見つかりませんでした(医師や看護師など資格が必須なものではないので、具体的なWebデザイナー人口を洗い出すのは難しいでしょう)
経済産業省が出している『IT人材需給に関する調査(2019)』によれば、Webデザイナーを含むIT人材の需給ギャップは、2030年には少なくとも16.4万人以上となる見込みとの事でした。日本の労働人口が減少する一方で、ITの需要は今後も増加傾向にあるとされています。
ということは、Webデザイナー(IT業界)の人口は多すぎるとは言えないでしょう。逆を言えば、今後もっとデザイナーの需要は高まっていくとも言えます。
今後のIT業界の伸びを考えると、もっとWebデザイナー需要は増えていくと考えられます。
多いということは需要があるということ
ITの需要は今後も増加していくことが考えられることをお伝えしました。
そして、Webデザイナー人口が多いということは「その市場でしっかりと需要がある」ということが言えるということです。市場にニーズがなければ仕事はありませんし、もらえるお金も少ないのです。
つまり、需要がある市場でなければビジネスを続けるのは難しいのです。ですから、Webデザイナーが多すぎる=悲観的なことではなく、その分自分にも稼げる可能性を秘めているとも言えます
ただのWebデザイナーの需要は下がっていく
ただし、予想として「ただのWebサイト」を作るWebデザイナーの需要は減っていくと考えています。
ただのWebサイトというのは、課題解決が為されないWebサイトのことを指します。
インターネット黎明期であれば、Webサイトがあるだけでその価値は高かったのですが、今の時代インターネットにアクセスして情報収集するのは現代に生きる人達の当たり前の行動となっています。
そのため、Webサイトがあるだけで価値があるというわけではなく、Webサイト上にあるコンテンツの良し悪しによって価値があるかどうかが決まってきます。
今後Webデザイナーとして生き残っていくためには、表面的なWebデザインが出来るだけは難しくなっていくでしょう。
解決したい問題をWebサイトを駆使して解決できるWebデザイナーが生き残っていくでしょう!
競争人口が多い中で求められるWebデザイナーになる
ただのWebサイトを作るだけのWebデザイナーの需要は減っていくとお話ししましたが、そうなるとどのようなWebデザイナーなら求められ需要が高まるのでしょうか。
先ほどもお伝えした通り、「課題解決」が出来るWebデザイナーだと筆者は考えています。
2020年代の今はネットリテラシーが高い人達が増え、かつ昔は難しかったWebサイト作成もノーコードで出来るサービス(WIXやSTUDIO等)も多く進出してきています。
確かにネットリテラシーが最低限あればWebサイトは簡単に作成することができます。
ですが、果たして”Webサイトさえ”作れれば目標達成(課題解決)となるのでしょうか。Webサイトを作成するということは人によって目的は違えど大体は「集客・認知・顧客獲得」でしょう。
これらを達成するには、ただWebサイトを作成すれば課題が解決するということではありません。
しっかりとしたコンセプト設計・コンセプトに則った体裁、Webサイト閲覧者に訴えかける言葉遣い、Webサイト表示速度、SEO、Webマーケティングなどさまざまなものが絡み合っています。それらを駆使しなければ、課題解決はできません。
ということは、素人さんがノーコードでなんとなく作ったWebサイトではなかなか課題を解決することは難しいということです。これらの問題にうまくアプローチできるのがWebデザインを生業としているプロフェッショナルなWebデザイナーではないかと考えています。
素人さんがノーコードでWebサイトが作れたとしても、それが果たして課題解決となるWebサイトになっているかは別問題です。
Webデザイナーとして生き残る方法2選
上記ではただのWebサイトを作るだけのWebデザイナー需要は減っていくと予想することをお伝えしましたが、ではどんなWebデザイナーであれば生き残っていけるのかについて筆者なりに解説していきたいと思います。
Webデザイン+プログラミング
通常Webデザイナーは、WebデザインとHTML・CSS等を使いWebサイトを作成します。
ここにプログラミングスキルが追加されると、Webサイト上で表現できることが大幅レベルアップしIT業界でも求められることが増えていきます。プログラミングスキルを極めていけば、フロントエンドエンジニアというポジションも目指すことができます(実際に私の同僚のWebデザイナーもプログラミングが好きになりフロントエンドエンジニアに転身しました。)
Webデザイン+マーケティング
普通のWebデザインスクールでは「Webデザイン」「コーディング」までを教えられ、マーケティングに関してはほとんど教わることはないのではないでしょうか?今後Webデザイナーとして生き残っていく場合、マーケティングスキルがあった方が求められる人材になるでしょう。マーケティングというのは「商品を販売促進して売上向上を目指すための作戦」のことです。例えばWebサイトへの集客施策、Webサイトへ来訪したユーザーに対してアプローチする接客施策、リピート獲得施策などいろいろあります。これらをWebデザイナーが理解できて実行できる人になると、引く手数多な人材になるでしょう。
Webデザインにプラスして色々なスキルを身につけていきましょう!
Webデザイナー人口が多い中でスキルを身につける方法
上記で「Webデザイン+アルファ」を身につけることでWebデザイナーとして生き残っていくことができることをお伝えしましたが、どのようにそれらのスキルを身につけていけばいいのでしょうか。
もちろん独学で習得できる人であればそれでも良いでしょう。他にも「テックアカデミー」などのオンラインスクールで習得する方法もあります。テックアカデミーの場合、プログラミングだけでなくマーケティングなどさまざまな分野を習得することができます。
まとめ
今回は「Webデザイナー人口は多すぎるのか」について解説しました。
IT業界で見ると、今後伸びていく業界なので需要も増えていくと考えています。ただし単なるWebサイトを作るだけのWebデザイナー需要は下がっていくため、Webデザイン+αスキルがあると生存確率は高まっていくでしょう。
Webデザイナーに興味がある方は、下記の記事で最短でWebデザイナーになる方法を解説しているので参考にしてみてくださいね。