グループディスカッションで意見が思いつかないでも大丈夫!元面接官が対策を伝授
グループディスカッションで意見が全然思いつかないんですが、どうすればいいでしょうか…。
と悩んでいる方向けに、
・元東証一部上場企業のインハウスWebデザイナー(6年)
・在宅勤務(リモートワーク)
・Webデザインオンラインスクールのメンター
・秘書技能検定1級、色彩検定1級を保持
・Webデザイナー新卒採用にも携わっていた
が、今回は「グループ ディスカッションで意見が思いつかない方への対策」について書いていきます。
目次
- グループディスカッションの評価ポイントはどこなのか
- グループディスカッションで意見が言えない人は採用側にどう写っている?
- グループディスカッションで意見が思いつかない人の対処法
- グループディスカッションでのポジションは大事?
- まとめ
グループディスカッションの評価ポイントはどこなのか
ほとんどの就活生の方は苦手だと思うグループディスカッションですが、評価する側としてどういうところをグループディスカッションでは見られているのかを体験談も含めて解説していきます。
結論から言うと、グループディスカッションで審査するポイントは「企業によって違う」と言うところです。ただし、変なことしなければ通りやすいとも言えるのがグループディスカッションです。
実際に筆者が就活時代に体験したグループディスカッションを例に、どういった点を評価していたのかを紐解いてみましょう!
受験者の多い1次でグループディスカッションがある場合の評価ポイント
1次などの多くの志望者がいる段階のグループディスカッションでは「受験者をふるいにかける」という意味が大きいのではないかと体験して感じました。1次の段階だと受験者が多く、当日いる人事の人数(数人)を考えると各受験者(数十人〜)の細かくグループディスカッションがの内容を聞くことは物理的に難しいです。
そうなると、明らかにチーム内で協調性がないとか、でしゃばって場を乱すとか、全く喋らないとかそう言う人じゃなければ通りやすいのではないかと思います。
もしも、各チームに専属の評価者(人事)が付いてグループディスカッションをよく見ているようであればディスカッションのクオリティも評価するポイントと言えるでしょう。
1次の段階だと受験者も多く、グループディスカッション上で全員を詳細に評価することは難しいです。
2次以降にグループディスカッションがある場合の評価ポイント
2次以降でグループディスカッションを行う場合には、より詳細に各受験者のディスカッションの状態が見やすくなるので、下記のポイントを注意深く評価者は見ていると言えます。
- どういう役回りをしているか(リーダー・タイムキーパー・書記等)
- 議論に貢献できているか
- 論理性(わかりやすく説明したり、現実性など)
- 発想力(オリジナルな視点)
- 協調性(和を乱すようなことをしていないか)
企業によってグループディスカッションに持たせる目的が若干違うところもあります。そのため、絶対にグループディスカッションでは各社こういうところを見ているとは判断しづらいですが、ただ言えることは、わざわざ受験者同士をチームに分けディスカッションさせているということは「協調性があるか」は必ず見ています。なぜなら、協調性は個別の面接だけでは判断できないからです。
1次の段階だと受験者も多く、グループディスカッション上で全員を詳細に評価することは難しいです。
グループディスカッションで意見が言えない人は採用側にどう写っている?
注意すべき点はあくまでもグループディスカッションなので、発言がゼロだと人事側もその人について判断できない・協調性があるかも判断できない=不合格となりやすいのも事実でしょう。
私の場合、人見知りで初対面の人と議論する&評価されていると考えるとダブルで緊張してしまいました。ですが、どのグループディスカッションでも通過し、次の選考へと進むことができていました。
これらを踏まえて、グループディスカッションで意見が思いつかない人の対処法についてまとめてみました。
発言がゼロだとさすがに人事側もあなたについて判断できないでしょう。
グループディスカッションで意見が思いつかない人の対処法
私が一番気をつけていたこととしては下記を注意しました。
- 笑顔
- 周りの人の話をちゃんと耳を傾けて聞く
気をつけるべき点は「笑顔で話を聞く」と言うことです。評価者は、発言者よりもその話を聞いている人たちの顔もよく観察しています。
ですから、ニコニコ笑顔で大きく頷いている学生がいると、その人に目が行くわけです。平凡な意見を述べてダメだなこの人って評価者に原点を付けられるよりも、上手な聞き方できていると言うことで、プラスな点数をつけてもらう方がよいです。そして発言する際は、他人の意見を貶したり、否定してしまうのは避けましょう。他人とは逆のことを述べるときにも、テレビの討論番組ではないので優しい気遣いができる人間をアピールすることが大切です。
グループディスカッションでのポジションは大事?
よく勘違いされているのが、役回りがある方が有利とかそう言うことはないです。
例えばリーダーというポジションは目立ちやすいですが、下手をするとリーダーとしてテーマにおいて結論づけられてなかったり、そもそもテーマについてしっかりと理解できていないとか露呈しやすくなります。目立つ上でもリスクと隣り合わせということですね。もちろんリーダーシップに自信があれば問題ありません。
会社の中でもリーダータイプがたくさんいるわけではなく、内向的だけど仕事はしっかりするタイプや、外向的だけど仕事が雑なタイプもいます。ですから社内にリーダータイプばっかりだと大変なことになります(笑)
グループディスカッションでは無理して役回りをしなくて大丈夫です!それよりも笑顔で人の話をしたり、フォローしたり、気軽に意見を言うように心がけましょう!
まとめ
今回は「グループディスカッションで意見が思いつかない方向けの対策」について解説しました。
そもそもグループディスカッションに絶対的な正解などありません。グループディスカッションの評価も会社によって千差万別でしょう。また、当日同じチームとなるメンバーによっても討論の内容・進行しやすさ・話しやすさも違ってきます。
ですから、硬くなりすぎず笑顔で周りと協調しながらグループディスカッションをしましょう。